できれば薬を使わずに治療周期に臨む!その良さが確信として強まりました。…③

あいだ希望クリニック 会田 拓也院長のお話 
2016年4月発行 『i-wish ママになりたい 不妊治療のギモン』




着床に関すること

 受精卵がよければ、その多くは問題なく着床します。よく子宮内膜が薄いと着床しないと言われますが、6ミリ程度あれば着床は可能です。 

 ただし、子宮筋腫や子宮腺筋症がある場合は、着床しても、その後に流産するリスクが高まります。 このように、妊娠を目指すうえで何が良くて、何が悪いのかを確認するためには、薬を使わない自然な状態での状況把握が大切です。薬の影響を受けない自然な状態で把握するからこそ、患者様の特徴をとらえ、適切な治療がおこなえるのです。


クリニックで目指していること

 多くの患者様にご来院いただいており、スタッフも増加しました。スタッフが増えても全員がクリニックの診療方針を理解し、共有できるように心がけています。 

 5月から経験豊かな信頼できる医師も加入いたします。 

 診療の待ち時間を減らし、より多くの患者様に、当院の治療を受けていただき、ぜひ卒業していただきたいと思います。


治療を検討している方へのメッセージ

 体外受精をすることに抵抗を感じている方は多くいらっしゃると思います。体外受精は、実は決して特別なことをしているわけではありません。 

 なぜなら卵子や精子が悪いから妊娠しないのではなく、卵子と精子がうまく体内で出会えないから、体外で出会えるように助ける、その方法が体外受精なのです。 

 ですから、気負うことなく、特別なことをしているとは思わず、ただ卵子と精子が会える機会をつくっただけと思って、治療を受けてほしいですね 。 

 また、迷っているなら私の外来に来てください。 

 本当に体外受精が必要なのか、必要ならどのように妊娠に役立つのか、理解し納得の上、治療に臨むことができると思います。 

 *体外受精の本質   ―卵子と精子が出会えないから出会えるようにする―

 *自然周期の本質  ―自然に排卵する卵子が赤ちゃんになる卵子―  

これらの本質を感じながら、必要以上の薬を使うなど余計なことをせずに妊娠を目指すこと。 これが妊娠への近道になることでしょう。


患者様へのアドバイス

 現在の治療はつらくないですか?つらいと感じているのであれば卵子にもよくありません。体外受精をしても妊娠しないと、「卵子が悪いから」と話す医師も少なくありません。でも、不要な排卵誘発剤を使い続けることが状態を悪くしてしまうことにつながることもあります。卵子が悪いわけではなく、単純に卵子と精子が出会えていないだけかもしれません。自分を信じて、自信を持って治療を受けてください。 


できれば薬を使わずに治療周期に臨む!その良さが確信として強まりました。…① 
できれば薬を使わずに治療周期に臨む!その良さが確信として強まりました。…②


あいだ希望クリニック 会田 拓也院長のお話 
2016年4月発行『i-wish ママになりたい 不妊治療のギモン

 


i-wishママになりたい

不妊治療専門誌i-wishママになりたいの中で取材したクリニックを紹介しています。