不妊治療を迷っているのなら、まずは一度、ご相談を!…②

愛育レディーズクリニック 西村 陽子院長のお話 
『i-wish ママになりたい 不妊治療のギモン』より 


愛育レディーズクリニック
西村 陽子院長


ご夫婦で病院に来られる方は多いのですか?

 ご夫婦で診察に来られる方も結構いらっしゃいます。毎回二人で来られる方もいれば、初診カウンセリングのとき、人工授精の当日、また奥様の受診日にあわせて時々いらっしゃる方も。週末は仕事がお休みの方が多いので、土曜日は一緒に来られる方がとくに多いですね。 

 不妊治療はどうしても女性の負担が大きくなりがちなのですが、治療をすすめていくにはご主人の協力も不可欠です。また、クリニックで受けた説明をご主人に正確に伝えるのはなかなか難しいこと。クリニックに足を運んでどんな治療をしているのかをご夫婦二人で確認することは、不妊治療をすすめるうえでとても大切です。


女性の先生が多いということも大きな特長ですね

 クリニックを受診される方は大半が女性です。女性医師だから色々と話しやすいという部分もあると感じます。同じ女性だから話せる悩みや、自宅でご主人とゆっくり話をする時間がないという方もいらっしゃるので、診察にみえた時にはなるべく患者さんの話を聞くように心がけています。

 タイミング療法や人工授精で排卵日に合わせてと思っていても、ご主人との都合があわなかったりすると治療に対してストレスを感じてしまう方もいます。自分ひとりで治療が続けられるのかと悩んでしまう方も。そういう話をできるだけ聞くことで、少しでも患者さんの負担を減らせれば良いと思っています。


ほかにクリニックの特徴としてどんなことが挙げられますか?

 卵管鏡下卵管形成術(FT)を実施しています。希望者がすごく多いというわけではありませんが、FTを希望して来院される方もいらっしゃいます。FTは保険が適応になるので、卵管の通りに問題があるけれどできるだけ自然妊娠を希望される方や、経済的な理由から体外受精へステップアップするのを悩んでいる方などの選択肢になりますからね。 

 また、近隣に出産までサポートできる連携施設の『愛育病院』があることですね。私も病院に行くことがあるのですが、クリニックで治療をした患者さんから「ありがとうございました」と声をかけられたりします。不妊治療施設と出産までを見届けられる施設が連携しているところはあまり無いので大きな特長といえるでしょう。クリニックと病院の間で常に情報交換ができる環境にあるので、患者さんも「経緯を把握してもらっている」という安心感を得られるのではないでしょうか。 


不妊治療を迷っているのなら、まずは一度、ご相談を!…①
不妊治療を迷っているのなら、まずは一度、ご相談を!…③


愛育レディーズクリニック 西村 陽子院長、田近映子医師のお話

 2016年4月『i-wish ママになりたい 不妊治療のギモン』

i-wishママになりたい

不妊治療専門誌i-wishママになりたいの中で取材したクリニックを紹介しています。